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東京ヘボンクラブ:5月例会「鎌倉散歩」のご報告

≪2008年5月17日 ヘボンクラブ 日帰り旅行記 「鎌倉散歩」≫

空は限りなく高く晴れ、豊かな緑の木々にあふれた北鎌倉。
今日は、東京ヘボンクラブ5月例会の日、鎌倉散歩である。

出席者38名、良いお天気に恵まれ、皆にこにこ顔である。
今回、担当の一人である私は、9時45分に北鎌倉着。
もう多くの人々で、狭い駅のホームはあふれ返っている。

 宮崎さん(1985年大商卒)はすでにいらしていて、少しすると、島田さん(1961年大社卒)、
後藤さん(1961年大商卒)そして、今回案内して戴く千葉さん(彼女は、鎌倉シルバーボランティア協会の方で、5年のベテランとのことである)と、10時には担当者総て集まり、
狭い道端に校旗を掲げ、余裕をもって皆様を待った。
集合時間の11時近くになると、時々お会いする方、久しぶりの方、初めて出席の方と、三々五々集まった。

 定時になり、少しずつぞろぞろ出発。千葉さんの案内で、先ず、東慶寺へ。
〝北条時宗の夫人、覚山尼が時宗の没後翌年に開山した鎌倉尼五山の寺で、
封建時代に「縁切寺」の歴史をもつ。境内の墓域には、西田幾太郎、和辻哲郎、
小林秀雄等々、多くの文学者や文化人が眠っている。〟

 40名近い人々がまとまって歩くのは中々大変で、
三浦さん(1963年大商卒)が旗を持って協力してくださる。

 次は浄智寺へ。〝平成19年に山門が再建された。鎌倉五山の第四位の禅寺で、
すり減った石の参道は鎌倉らしい趣きがある。
本尊は室町期作で、県指定重要文化財の木像三世仏坐像である。
また、鎌倉七福神の布袋尊は愛敬たっぷりで、人気者である。〟

 少し残念なのは、いつも案内の千葉さんの近くに居ることができないので、
説明の一部しか聞けなかったことです。
もっといろいろ興味深いお話をしてくださったことと思う。

 今回は短時間の散策なので、お寺は二つに止め、次は亀ヶ谷坂へ。
ここは、鎌倉から武蔵方面へも通じる急な切り通し道であり、現在も生活道路として利用されている。

 本当に緑が美しく、気持ち良い。皆楽しくおしゃべりしながら歩く。
千葉さんは「説明したいこと、お話したいことがまだまだ沢山あるのに、時間が無くて残念」
と云いながら歩いている。  

そして、いよいよ昼食目指して鎌倉へ。
予約してある「いの上かまぼこ店」は、社長が明学卒業生である。
母上ともども、ご挨拶に出てくださった。3階の会場に着いて、
皆、少しの疲れもみせず、先ず楽しく歩けたことに乾杯! 
名物のしらす御飯を始め、数々のおいしいお料理、
コーヒーにお汁粉(今日は少し暑い日だっので、冷たくして)。千葉さんも食事会に出席。

そして、ヘボンクラブのいつもの会のように、初めて出席の方に自己紹介を、
また、数名の方に話したいこと、宣伝したいこと、学術的な興味深いお話等をうかがい、
楽しいひと時を過ごし、最後に校歌を歌い、予定どおり3時にお開きとした。

この後、近くにある大佛次郎邸を後藤さんに案内して戴く案もあり、数人で行ってみた。
昔ながらの趣のある日本家屋を外から拝見、食後でもあるので、
中に入ってゆっくりお茶を戴くのは、次のチャンスにとした。

 この北鎌倉散策ルートは、長年、旅行会社の仕事をして居られる島田さんが考えてくださったのだが、この2時間の小さな旅で、あらためて鎌倉の素晴らしさを感じることができました。
そして、この旅を楽しいものにしてくださった皆様に感謝したら、また、思い出の中の楽しい一頁を増やしたのでした。

ヘボンクラブ 万城目 淳子 記