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東京ヘボンクラブ 馬籠・妻籠への旅の記録

藤村ゆかりの馬籠方面への旅が、参加者29名(うち横浜支部及び台湾支部有志を含む)の参加により、実施された。

旅〈トラベル〉は、トラブルと同一の語源を持つ、と聞いたことがある。こんなことを予感させる事態が起きた。出発した16日は、連休の第一日につき、中央高速道が渋滞し、到着が6時近かったことである。まず、妻籠を見る計画が、翌日に延期され、宴会の開始は夕刻7時半から、旅の目玉である村上先生のレクチャーは9時開始となった。

名講義の紹介はここでは割愛するが、先生は、こんなエピソードを紹介された。「我々の先輩・佐々木邦さんも一生の念願であった「夜明け前」の読了も、ついに果たせなかった」と。さらにあらすじを紹介した紹介本が、売られているのでそれを読むのも一策と言われた。これまで読破していなかったことを恥じていた、小生もこれで負担が軽くなった。粗筋本を読もうと思う。なお、さすが明学の卒業生たち。かなり多くの方が、この難物を読んでいた。また挑戦中であった。

17日、気まぐれな山の天候に邪魔されたとはいえ、明学の後輩にして老舗土産店兼レストランの女将・大脇智恵子さんのご好意で妻籠奥谷博物館の詳しい説明を聞けたし、非公開の部屋なども見ることが出来た。有終の美にも恵まれた。JR塩尻駅構内から仰ぎ見た虹である。明学と各位の将来の発展を約束しているようで、めでたかった。

この場を借りて、ヘボン会世話人のご協力に感謝。この旅を盛り上げてくれた、遠客の蔡さん。そして、横浜支部の皆さんたち、心から感謝いたします。1958年英文科卒 金井恵美

旅の写真はアルバムからご覧ください。