2012年10月03日

2012年度 埼玉大宮支部総会報告

日時:2012年6月30日(土) 13:00~17:00
会場:さいたま市中部公民館 第3会議室
出席者:15名

 2012(平成24)年度支部総会が6月30日(土)午後1時00分から、
さいたま市の「中部公民館 第3会議室」にて、15名の参加により行われました。
第一部総会では、芝間 衛 支部長からのあいさつ、同窓会の総括的報告及び
さいたま市長清水勇人様(昭55高校卒)からの祝電披露の後、2011(平成23)
年度の事業報告及び決算報告、2012(平成24)年度事業計画及び予算について、
承認をいただきました。
 引き続き、第二部講演会が開催されました。講師は当支部の副支部長の白川充
さん(昭34大英文科卒、元講談社勤務)で、「昭和 平成 ニッポン 性風俗史
~日本の社会の変遷…戦後60年史~」と題して、第2次世界大戦直後から現代に
わたる性風俗の問題点について講演いただきました。
 広島に住んでおられた白川さんは、広島被爆のご自身の体験から、戦後(第2次
世界大戦)の「敗戦後の始末」としての「公娼制度」に大きな衝撃を受けられ、
「昭和 平成 ニッポン 性風俗史~売買春の60年」(展望社)を出版されました。
その本の内容に沿っての講演内容でした。
 「Ⅰ期 戦後の始末」…進駐軍対策としての「国策」としてのRAA、「Ⅱ期 赤
線の時代」…公娼廃止後の売春形態、「Ⅲ期 赤線廃止への混乱」…売春反対の
動きから防止法成立、「Ⅳ期 赤線のあと始末」…売春の地下化、「Ⅴ期 国際化
へ」…売春ツアーやジャパゆきさん、「Ⅵ期 シロウトの時代」愛人バンク、援助
交際、出会い系サイト。これら時代とともに大きく変化する売買春の問題点について、
時代背景を分析したうえで、掘り下げていただきました。
 続いて、第三部懇親会に入りました。懇親会は9名の参加でしたが、盛会のうちに
懇親を深めることができました。和やかな雰囲気のなか、再開を約束し、午後5時
過ぎに閉会となりました。